ぜんはん

小説 第二部

其の六十三 裏切り

初めて対面したフリーザとレード。しかし、互いに喜ぶ素振りは、微塵も見せなかった。 フリーザは、子供が何人も居たが、どの子にも一切の興味を示さず、子供が生まれた報告を受けても会おうとしなかった。そして、子供の養育を部下に任せていた。 ...
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其の六十四 信用出来ない仲間

自らに向けて銃を発砲したドクター・スカルは、頭から血を噴出して倒れた。当然、即死だった。そして、ドクター・スカルが倒れた後に、ベジータ達が部屋の中に入ってきた。三人ともドクター・スカルの顔を知らなかったが、この場面を一目見るなり、すぐに状...
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其の六十五 非情な命令

眠っているゴカンを抱きかかえたアイスは、帰還したばかりの悟天やレードの元に向かった。アイスが場所を移動すると、そこには悟天達の他に見知らぬ二人も居た。しかし、その内の一人は、レードに酷似していたので、アイスは、それが誰なのかを瞬時に理解し...
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其の六十六 アイス無残

悟天とアイスは、レードの屋敷に呼び出された。彼等が屋敷の前に降り立つと、そこにはレードの他にフリーザとセルが居た。ところが、フリーザとセルが冷笑を浮かべているのとは対照的に、レードの表情が酷く沈んでいた。 「パパ、どうして急に呼び出...
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其の六十七 ドクター・ブレイン

地球から約百億光年も離れた電波銀河3C324。その銀河にある星の一つである惑星ジニアでは、悟飯が日夜過酷な肉体労働を強いられていた。食べ物どころか睡眠時間すら碌に与えられず、疲労によって倒れても、見張り役の男が持つ鞭で打たれて叩き起こされ...
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其の六十八 謎の化物

アイスの死後、惑星レードの様相は一変した。最愛の娘を失ったレードは、自邸に籠って表に一切出てこなくなった。そして、フリーザが我が物顔で惑星レード全体を牛耳るようになっていた。レードの姿は見えなくても、彼の気は感じられるので、気を感知出来る...
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其の六十九 化物登場

突如として出現した謎の化物の正体を明らかにする為、フリーザとセルは情報収集に着手した。化物が現れた星に調査員を派遣したり、治療が済んだ兵士達から詳細な情報を聞き出したりした。その結果、次々と新事実が浮き彫りになってきた。 まず化物が...
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其の七十 不思議な勝利

惑星レードに出現して縦横無尽に暴れ回ったジンを退治する為、悟天は、早くも超サイヤ人4に変身した。ジンを強敵と見なし、最初から全力で戦わなければ、すぐに殺されてしまうだろうと考えたからである。一方、ジンは、悟天をこれまで倒してきたレードの兵...
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其の七十一 分身

ジンとの戦いを終えた悟天は、ゴカンを連れて帰途に就こうとした。ところが、遠くから悟天達を見ている人物が居た。悟天が凝視すると、それは倒したはずのジンだった。それも一人ではなく、百人以上のジンだった。惑星レードに潜入していたジンは、実は一人...
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其の七十二 レードの戦線復帰

セルとジンの戦闘が開始された。このジンは、本物であるオリジナルではなく、オリジナルから派生した分身の一人ではあるが、オリジナルに準ずる力を持ち、セルとも対等に渡り合う程に強かった。傍らに居るフリーザや悟天親子は、固唾を呑んで戦いの行方を見...
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