ぜんはん

小説 第二部

其の七十三 厳し過ぎる試練

惑星レードを脱出したジンの分身は、気を抑えながら宇宙空間を飛行し、時折後ろを振り返って後を付けられていないか確認した。そして、とある星に着陸した。そこはドクター・キドニーが拠点とする星で、彼や彼の協力者達の他、ジンのオリジナルも滞在してい...
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其の七十四 悟天の超パワーアップ

悟天に厳しい試練を課したレードは、基地内の一室で、空飛ぶ玉座に腰掛けながら、何食わぬ顔でワインを飲んでいた。レードの傍らに居たフリーザは、頃合を見てレードに質問した。 「レード。あの孫悟天が三日で超サイヤ人5になれると本気で思ってい...
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其の七十五 前哨戦

悟天が苦労の末に超サイヤ人5への変身を果たした翌日、体調を万全の状態に戻したレードは、フリーザやセル、そして悟天親子を伴い、ジンのオリジナルが確認された星を訪れた。 レード達が惑星レードから出発する直前、ゴカンが共に行きたいと駄々を...
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其の七十六 石になったレード

「それでは始めるとするか。お前達の作戦は、まずレードが単身で俺と戦うんだろ?」「こちらの作戦は、全てお見通しか・・・。まあ良い。知られて困る作戦ではない」 ジンのオリジナルは、分身には出来ない特技を用いてくると予想される。どんな特技...
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其の七十七 恐怖のシャボン玉

完全に石化するのを防いだレードだったが、すぐには戦闘を再開しなかった。自分の元に歩み寄るジンを見据えつつ、レードは、今後の対策を考えていた。ジンのオリジナルが使う特技が事前に分からなかったから、まず自身が単独で闘って様子を見たが、予想以上...
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其の七十八 不死身のジン

首と胴体が切り離され、死んだはずのジンだったが、首だけになった状態で笑みを浮かべていた。それを見たフリーザが驚くのも無理は無かった。 「ば、馬鹿な!?ど、どうして、こいつは笑っているんだ!?たまに首を刎ねられても生きてる奴は居るが、...
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其の七十九 ジンの正体

レード達がジンと死闘を演じている頃、彼等と別行動していたゴカンと五人のセルジュニアは、遂にドクター・キドニーの研究所の場所を突き止めた。ゴカン達は、研究所内に突入し、ある部屋の中に入った。その部屋には十人位のジンの分身の他、一人の白衣を着...
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其の八十 真相

ジンの正体は、何とドクター・キドニーだった。この衝撃の事実を知り、悟天・フリーザ・セル・ゴカンは仰天した。そして、セルがレードに質問した。 「レード。何時からジンの正体に気付いていた?初っ端の無様な闘い振りからか?」 戦闘開始...
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其の八十一 目覚めた伝説の戦士

「この俺に勝つ方法だと!?それは何だ?」 ジンは、自分に勝つ方法があると言い放った悟天を一笑に付したかった。しかし、悟天が妙に堂々としているのが気になった。分身達を使って悟天の身辺も調査していたが、彼に今の自分を倒せる凄い技があると...
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其の八十二 ジンの最期

レードとフリーザがフュージョンして誕生したレリーザは、一瞬でジンの背後に回った。背後を取られるまでレリーザの動きを把握出来なかったジンの表情からは笑みが消え、額から汗が滲み出ていた。 「これまで随分と痛い目に遭わせてくれたね。たっぷ...
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